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【絵師10年進化録】絵をネットにUPし続けて10年以上経ってた。

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突然ですが、みなさんは「絵師一年進化録」という言葉をご存知ですか?

毎年年末になるとやられている方も多いのですが、その年の1月~12月までに描いた絵を並べて、「一年の進化録」としてUPする人気の企画(ハッシュタグ)です。

今回はその「絵師一年進化録」より更に長期分の過去イラストを、「絵師10年進化録」としてまとめてみました!

そしてただ画像だけ載せても面白くないと思うので、

  • 10年の間に変わったこと
  • 10年描き続けてよかったと思うこと

についてもお話してみようと思います。

正直めっちゃ個人的な振り返りになってしまうと思いますが、同じく絵を描いている方や、趣味を続ける中で「こんなことしてて意味あるのかな?」と迷宮に迷い込んでしまっている方(私もめちゃくちゃありました)に少しでも刺さるものがあれば嬉しいです。

絵師10年進化録をまとめる

気付けば10年経っていた

私の旧ブログやTwitterなどを見てくださっている方はご存知かもしれませんが、毎年年末にテンプレートをお借りして、「絵師一年進化録」をまとめるのが恒例行事になっています。

そして、昨年まとめているときに、もう10年以上イラストをネットにUPしているということに気付きました。

もともと幼い頃から絵を描くのが好きだったので、絵を描くこと自体はもっと昔からやっていましたが、まともにネットにUPし始めたのは10年ちょっと前くらいだと思います。

ずっと独学で絵に関係する仕事に就くこともなく、ただただ好きで続けてきたんだなと思うと、ちょっと感慨深いものがありますね(ブランクもあるし、息をするように絵を描いている人からすればゆる~い活動かもしれませんが)。

そんなわけで今回、10年分のイラストを遡ってまとめてみることにしました。

まとめた画像はこちら

前置きが長くなりましたが、実際にまとめたものがコチラです!

これはもうお家芸なんですが、絵柄はずっとカオスです。
そして、安定のツインテールとサブカル系ファッションが大好物(笑)

ずっと方向性が定まらないと悩んでいましたが、案外好きなものは変わっていないんだなと思いました。

絵柄やキャラクターがバラバラなこともあって、純粋に画力が向上しているのかは正直ちょっと分かりにくいですね…(「10年あればもっと上手くなるだろ」と思われる方もいるかもしれません)。

ただ、「もっと上手くなりたい!」という気持ちは、昔より今の方が強いです。
そういう意味も含めて、この10年間はマインド面での変化や絵との向き合い方の変化が大きかったと思います。

ちなみに、過去の「一年進化録」や、もっと古いイラストは下記のページにまとめてみました。

より変化を見てみたいという方は覗いてやってください(笑)

【2008~2023】絵師進化録まとめ 下にいくほど古いです。昔から絵柄がカオスですが、成長を感じていただければ嬉しいです…。 2023年 2022年 ...

10年の間に変わったこと

10年の間に変わったと思うことは、主に以下の3つです。

  1. 情報や便利なツール、サービスが圧倒的に増えた
  2. 自分の作品を好きと言えるようになった
  3. 「挑戦」のハードルが下がった

①情報や便利なツール、サービスが圧倒的に増えた

これは私自身の変化ではなく、世の中の変化ですね。

YouTubeやブログなど、有料級の情報が無料で手に入るようになりました。
アプリやツールもかなり高機能なものが安価で使えますし、アップデートされれば誰かが最新の情報を分かりやすく教えてくれたりします。

たとえアナログイラストを描いている方であっても、好きな作家さんのメイキングを見たり、本名を知らないフォロワーさんと気軽に作業通話をしたり、大きく変わった部分はあると思います。

また、以前過去のサークル参加についての記事でも書いたとおり、「オンラインイベント」という楽しみ方も増えました。

【名古屋コミティア他】過去4回のサークル参加と同人誌を振り返る(後編) こんにちは、野々蘭( @nonolog0901 )です。 この記事は前回投稿した記事の「後編」となっています。前回の記事をお読み...

おそらく今後も、創作活動をとりまく環境はどんどん変化していくと思います。

全ての変化に上手く対応していくのは難しいかもしれませんが、活用できる部分や楽しいことは、どんどん取り入れていきたいですよね。

色んなサービスを作ってくださる方、有益な情報や楽しいコンテンツを発信してくださる方々に感謝です!

②自分の作品を好きと言えるようになった

多くの創作クラスタさんや作家さんを身近に感じるようになってから、自分の絵に対しての呟きに気を付けるようになりました。

お恥ずかしい話ですが、昔は絵をUPするときに、「下手ですが」「落書きですが」みたいな言葉を添えてしまうことも多々ありました。

もちろん本当に気軽に描いた絵を「落書き」として載せるのは全く問題ないし、描いた絵を見返して「ここがおかしいな」と振り返ることも大事です。

ただ、心のどこかで「下手だと思われるかも」とか、自信がないあまりに、自分の中で結構頑張った絵すら予防線を張らないと見せられないという時期があったんです。

そんな中で気付いたのは、素敵な作家さん達はみな、「私は私の作品が好き!」と堂々としているということ。

プロとして仕事をしているかや、フォロワー数は関係ありません。
自分が(無意識に)良かれと思ってやっていた行き過ぎた謙遜より、こういう姿勢の方がよっぽど素敵だし、もっと作品が見たい!この人を応援したい!と思えるんだと、やっと気づきました。

面白いことに、最初はちょっと気が引けても、「この絵気に入ってる!」とか「うちの子(創作キャラ)かわいい」とか言ってると、本当に自信がついてくるんですよね(笑)

ただただ自分の絵を否定しつづけていたら、もしかしたら今頃絵を描くのが嫌になっていたかもしれない。

そう思うと、この考え方に気付かせてくれた作家さん達にはとても感謝しています(この人すぐ感謝する…)。

③「挑戦」のハードルが下がった

これは①と②の合わせ技(?)でもあるんですが。

有益な情報を得られたり、まわりの経験者の方が背中を押してくれたりして、サークル参加やグッズ作り、ネットプリント配信などに挑戦できるようになりました。

先述したとおり、最初は自信もなく、「私なんかがイベント出ても…」「グッズなんて需要ないだろうし…」といった気持ちで、イベントに出るなんて来世に託す勢いでした。

けど、何事もそうかもしれませんが、一回挑戦してみると、二回目以降のハードルがグッと下がるんですよね。

売れるかどうかは別として、「可愛いうちの子のキーホルダーが欲しけりゃ、自分で絵を描いて入稿して金払えばできるんじゃい!」ということが分かってしまうのです(笑)

すっごく特別な人しかできないと思っていたことが、案外そうでもないと気付く。

そんな経験に味をしめてしまい、見事に創作沼から抜け出せなくなりました。

野々蘭

『自分用に小ロットでグッズをつくる』だけでも楽しいのでオススメ!

10年描き続けてよかったと思うこと

「変わったこと」もある意味「続けてよかったこと」なので、若干先程の話と重複する部分もあるのですが…。

とくに「続けていたからこそ見えてきたこと」について挙げるなら、以下の2つじゃないかと思います。

  1. 自分の価値観が見えてきた
  2. 「絵」以外の好きなものに気付けた

①自分の価値観が見えてきた

いきなり抽象的ですみません。

最初のほうに少し書きましたが、私は創作活動をする中で、何度も「迷子状態」になっていました。

「自分の個性」みたいなものをなんとか確立しようと、奇抜な絵柄を模索したり、「こういうコンセプトに絞るぞ!」と連作を描こうとしては挫折したり…。

そして度々燃え尽き症候群のような状態になって、「私はなんのために絵を描いているんだろう…」「思ったほど絵が好きなわけじゃないのか?」「もう創作活動自体やめてしまおうか」と思ったことも一度や二度ではありません。

そんな中、もう一つの趣味である手帳がきっかけとなり、自分の大切にしたい価値観について真剣に考えるようになりました。

長くなるので今回はあまり詳しく書きませんが、これが思ったより単純で、「自分が楽しいと思うものを形にする」ことと、「見る人に楽しんでもらう」ことです。


めっちゃシンプルじゃないですか?
過去の私なら、「面白みがない!」って認めたがらなかったかもしれないです(笑)
でも、とても腹落ちしたし、逆に気が楽になりました。

  • 創作活動を続ける必要があるのか?→価値観を重要視するなら必要(やらずにおれん)
  • なんのために絵を描くのか?→自分が形にしたいものに絵が必要だから描く

こういう問答ができるわけです。

もちろんこの先ずっと、この価値観を持ち続けているかは自分にもわかりません。
ただ、迷子に迷子を重ねて一旦は落ち着ける場所に辿り着いた気持ちです。

やめないでいてよかった!

②「絵」以外の好きなものに気付けた

「絵を描き続けてよかった!」というテーマからは矛盾して聞こえるかもしれませんが、自分にとっては)絵を描くことだけが『創作活動じゃない』」と気付けたのも、良かったことの一つです。

ひたすら絵を描き技術を極め続けているアーティストタイプの方もいれば、私みたいに、「たくさんあるやりたいことの一つが絵」「自分の表現したいことに必要だから絵を描く」という人もいて、それもアリなんだと。

サークル参加は、企画やブランディング的なところから実際に作ったものを頒布するまで、全部をひとりで自由に出来るから楽しい。

趣味で不定期にブログを更新していたけど、新しいブログを作ってから、あらためて「文章書くのも好きだな」と気付いた。

新しいことを始めたり、創作に活かせることがあるかもしれないと本を読んでいたら、「好きなことを勉強するって楽しい」と思えるようになった…などなど。

実はこのことに気付いたのは、つい最近だったりします(笑)
先程の価値観の話同様、「迷子状態」から抜け出すひとつのきっかけにもなりました。

創作活動をされている方は是非、メインの作品づくり以外の部分で、「創作活動のここが好き」「作品には直接関係ないけど、この作業が得意かも」というところを考えてみてはいかがでしょうか。

ちょっと自信になるかもしれないし、そこから新しいやりたいことが見えてくるかもしれません。

まとめ

以上、「絵師10年進化録」とともに、10年間の変化や続けてよかったことを振り返ってみました。

例え趣味でも一つのことを続けていると、それだけでものの見方が変化したり、自信になったり、決して無駄ではなかったんだなと思える良い機会になりました。

基本的にマインド面の話重視でしたが、肝心の絵の方の変化については、見ている方にゆだねることにします…うん、伸びしろがあって良いよね!(ポジティブな表現)

これからもっと頑張って、「昔よりずっと良い絵を描くようになったね!」と言ってもらえるようになりたいです。

おばあちゃんになっても「これ面白いでしょ?」って、なんか見せびらかしていたいですね(笑)

それでは、長々とお話してしまいましたが、本日もお付き合いいただきありがとうございました!

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