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【読書レビュー】リスペクトしかない。『94歳、自撮りおばあちゃん やりたい放題のひとり暮らし』

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野々蘭

こんにちは、野々蘭(@nonolog0901)です。

本日は久しぶりに、読んだ本の紹介記事です。

というのも、本当は他の記事を書く予定だったのですが、たまたま書店で手に取った本が「是非紹介したい!」と思える本だったので、急遽記事にすることにしました。

今回ご紹介するのはこちらの本です。

『94歳、自撮りおばあちゃん やりたい放題のひとり暮らし』
西本 喜美子 著

メディアで取りあげられることも多い方なので、ご存知の方もいると思います。

「キミちゃん」こと西本 喜美子さんは、御年94歳。

なんと72歳からカメラデビューし、更にはユーモア溢れる「自撮り」が話題となって、個展を開けば世界中のメディアが取材にやってくるアマチュアの写真家さんです。

本書は、そんな喜美子さんの作品を楽しみながら、喜美子さんの日々の生活や長生きの秘訣を綴ったエッセイとなっています。

こう聞くと中には、

「うーん、老後とか長生きの秘訣だとか、今はまだ興味ないよ…。」

と思う方もいるかもしれません。

ですが、私は今この本に出会えてよかったと思います。

何故なら喜美子さんを見ていると、自分なんてまだまだ若輩者なのに、年齢や「出来るかどうか分からない」を言い訳にしてる場合じゃない!と思わせてくれるから。

そして、将来的に自分もこんな、ユーモラスでサービス精神旺盛なおばあちゃんクリエイターになりたいなと思いました(笑)

この本はこんな人におすすめ
  • 興味があること、やりたいことにあと一歩踏み出せない
  • 「今から始めても遅い」と思っていることがある
  • いくつになっても楽しくクリエイティブに生きていきたい

「キミちゃん」こと喜美子さんて、どんな人?

冒頭でもお話ししたとおり、著者の西本 喜美子さんは、72歳のときに初めてカメラに触れました。

元々は旦那さんが趣味で風景写真などを撮っていたのですが、自身はあまり興味がなかったそうです。

その後、写真家となった息子さんが写真教室を開校したことをきっかけに、喜美子さんも塾生としてカメラを始めることになりました(つまり、息子さんの生徒になったわけです)。

それだけでもすごいことですが、74歳のときにはパソコンも購入し、「Photoshop」で撮った写真を加工するように。

更には82歳のときに初の個展を開催しています。

そのとき「おまけ」くらいの気持ちで展示していた自撮り写真がSNSで話題になり、今では世界中から注目され、現在Instagramのフォロワーはなんと31万人を超えています。

野々蘭

31万人て、調べたら沖縄県那覇市の人口くらいだった…。

助六

ちなみに、Adobeからお声がかかって、年賀状のアートディレクターに起用されたりもしているよ。ご本人はすごいことだとピンときてないようですが…。

実際にどんな方なのか、どんな写真を撮っているのかは、是非ご本人のInstagramをご覧ください!

西本 喜美子さんのInstagramはコチラ ⇒ @kimiko_nishimoto

感想・印象に残ったこと

バイタリティ溢れる生き方のカッコよさ

喜美子さんがカメラを始められたのは、旦那さんや息子さんなど、周りに詳しい方がいたという環境もあったと思います。

しかし、昔から「興味を持ったらなんでもやる」という考え方は変わらず持っていたようです。

というのも、結婚してからはずっと専業主婦だったそうですが、個人的にはそれ以前の経歴もなかなかに驚きでして(笑)

最初は美容師として家の一角で美容院を営んでいたのですが、弟さんたちの影響を受け、女子競輪選手へとまさかの転職!
しかもけっこう活躍していたようで、当時はかなり高額の賞金を稼いでいたというからびっくりです。

昨今「とにかく行動しよう!」みたいなメッセージがそこらじゅうに溢れていますが、誰に言われるわけでもなく、「楽しそうだから挑戦してみる。やってみてダメなら諦めればいい。」を地でいくスピリットに感服いたしました…。

野々蘭

その気持ちを何歳になっても持っている、というのがまた素晴らしい!

喜美子さんが教えてくれた「人生で大切なこと」

写真塾の先生の言葉だそうですが、「人生で大切なこと」は次の3つだそうです。

  1. 趣味
  2. 仲間
  3. 発表する場

確かに最近、「人生の充実度を上げるために、家庭や職場以外のコミュニティ(いわゆる「サードプレイス」)を持ちましょう。」なんて言葉をよく耳にしますよね。

本書を読んでいると、喜美子さんからはよく「仲間」という言葉が出てきます。

旦那さんが亡くなったとき、熊本を震災が襲ったときも、写真塾で出会った仲間が駆けつけてくれたと。

足腰は良くないけれど、写真展があれば押しぐるまを押して、全国の仲間に会いに行く。

喜美子さんが活き活きと趣味を楽しんでいるのは、写真そのものの楽しさだけではなく、写真を通して出会った「仲間」の存在が大きいんだなぁというのがとても伝わってきます。

私は正直交友関係を広げていくのがそこまで得意ではなく、更には一人の時間大好きマンなので、ここはちょっと課題です(笑)

でも、せっかく創作活動というライフワークがあるのだし、今は様々な発表の場が持てるのだから、将来に向けてもっと積極的になった方がいいのかなと思いました。

素直に吸収できる、クリエイティブなおばあちゃんになりたい。

知識を吸収し続けること、今までの考え方を捨てて新しい価値観を受け入れることは、決して簡単なことではないと思います。

でも喜美子さんは、「楽しそうだからやりたい」「できるようになりたい」という気持ちで、息子さんである先生や若い仲間たちから、色々なことを素直に吸収されていたんだと思います。

そして、見た人が大笑いしてくれたのが嬉しい」、「もっと驚かせたい」という気持ちで写真を撮り続ける。

クリエイターとして大事なことだけど、たまに迷走して見失いそうになってしまったりすることを、改めて教えてくれました。

有名かどうかは別として、私もこんなマインドを持ち続けたおばあちゃんになりたいです!

まとめ

今回は、西本 喜美子さんの『94歳、自撮りおばあちゃん やりたい放題のひとり暮らし』をご紹介しました。

「急におばあちゃんのエッセイの紹介?」とびっくりされた方もいたかもしれませんが、実はこのブログのコンセプトである『創作活動のワクワクをBOOSTする』に繋がる部分があると、お分かりいただけたんじゃないでしょうか?
(今後は面白ければ、創作に関係ない本を紹介することもあると思いますが…笑)

ちなみに本書は写真も多く文字のサイズも大きめなため、短時間でさくっと読めました。

普段本を読まない方も読みやすいと思うので、私は母親にさりげなく貸してみようと思います(笑)

元気と勇気を貰える本、というとありきたりな表現になってしまうけど、全然ありきたりじゃないパワフルな喜美子さんに魅了される本でした。

喜美子さん、これからもお元気でいてください!