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【日記】おばあちゃんと私。

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先日、祖母が永眠しました。

私が生まれてから結婚して家を出るまで、ずっと一緒に住んでいたおばあちゃんです。

まあ、こういう話をわざわざブログに書くのもどうなのかな~とも思ったのですが、いろいろと思い出を振り返っているうちに感じた(気付いた?)ことなどもあったので、これを機にブログに残しておこうと思いました。

いちおう、暗くて湿っぽい感じの話ではありません(たぶん)!
高齢だったこともあり、ある程度覚悟はしていたので(もちろん寂しいですが)、私自身もちゃんと受け止めて元気に過ごしているつもりです。

ですが、人とのお別れの話を読むのが辛いという状況の方や、あまり興味がないという方は、こちらの記事はスルーしていただければ幸いです。

クリエイティブなおばあちゃん。

生まれてからずっと、毎日当たり前のように顔を合わせていたおばあちゃん。

そんな身近さゆえにあまり意識していなかったけど、今になって、おばあちゃんは私の憧れの要素をたくさん持っていたんだということに気付かされました。

めっちゃ今さらなんですが…(笑)

葬儀やらなにやらに際して、プランナーさんから「故人はどんな人だったか」という話を聞かれたります。

そんなときに身内から一番多く出てきたのが、「おばあちゃんは手作業が得意で、いろいろなものを作っていた」という話でした。

もともと洋裁が得意で、自分や孫の服を作ったりすることもあったし、買った服の丈が合わなかったりすると、いつもあっという間に直してくれました。

一度ハマると大量生産するので(笑)、家じゅうにそのとき作るのにハマっていたぬいぐるみやら飾りものやらがたくさん並んでいます。

また、絵手紙が好きで、いつも夕方の番組で紹介される視聴者の投稿作品を楽しみに見ていました。

これに関してはあまり作品が残っていないようで残念ですが(どちらかと言えば、絵よりも手芸の方が得意分野だったのかも)、晩年も大人向けの塗り絵をやりたいと言って色鉛筆を買ったり、次々にやりたいことを見つけていたように思います。

今思えば、私のクリエイティブな趣味や、新しくやりたいことを見つけてはとりあえず道具から揃え始めるところは、おばあちゃん譲りなのかもしれません(笑)

私の場合はおばあちゃんとちがって、手芸のセンスは壊滅的な人間になってしまいましたが…。

野々蘭

服や手芸のことは困ったらおばあちゃんに頼っていたので、結果的に裁縫がろくにできないまま大人になりました(言い訳乙)。

何歳からでもやりたいことをやる人でいたい。

私は「年齢に関係なくやりたいことに挑戦する人」が好きです。

ブロガー界隈にも、還暦が近くなって(あるいは過ぎて)ブログをはじめたという方がいらっしゃいます。いわゆるシニアブロガーさんと呼ばれる方々ですね。

過去に本を紹介したカメラマンの「キミちゃん」こと西本喜美子さんも、72歳でカメラを始めて、個展を開いたり本を出版したりと挑戦的な方でした。

【読書レビュー】リスペクトしかない。『94歳、自撮りおばあちゃん やりたい放題のひとり暮らし』 野々蘭 こんにちは、野々蘭(@nonolog0901)です。 本日は久しぶりに、読んだ本の紹介記事です。 というのも、本...

喜美子さんも残念ながら、今年の6月に97歳でご逝去されましたが、晩年も持ち前のサービス精神とアクティブさで、SNSなどを通して多くの人に元気を与えてくださいました。

例を挙げればキリがないですが、こういった方を見る度に、「何歳からでも新しいことをはじめるって素敵だな」、「私も、いくつになっても楽しいことを追求しているクリエイティブなおばあちゃんになりたい!」と思っていました。

でも、実はそんな人がずっと身近にいたんですよね。
それが自分の祖母だったんです。

先ほども書きましたが、葬儀の際に今まで知らなかったこと(あるいは自分が幼くて覚えていなかったこと)をいくつか知りました。

そのなかで、還暦を過ぎてから自分が興味を持つ分野の学校に通いなおしたという話があり、「そうだったの!?」とびっくり。

また、記憶のすみに追いやられていましたが、一時期、近所のおばさま方が集まる手芸サークル?のようなところにも通っていたことを思い出しました。

私のおばあちゃん、思ったよりアクティブだった!と(笑)

ネットでなんでも完結するようになったのを良いことに、できる限り引きこもろうとしている私からすれば、すごいことです(それどころかSNSからすらも遠ざかってしまい、マジで他者とのコミュニケーションが減りつつある…)。

身近にいると、案外見逃してしまうことってありますよね。
ましてや年長者で、「自分の知らない時代」がある人だと尚更です。

おばあちゃんに対するリスペクトが増したとともに、今はまだ存命の身近な人たちに対しても、知られざるドラマや「実はすごいところ」がたくさんあるんだろうと思いました。

目指せ、可愛いおばあちゃん!

もともと家族仲は良いほうですが、長く一緒にいれば、価値観のちがいを感じて不満を持つこともありました。
もちろん、私の方が困らせたり(社会不適合すぎて)心配をかけたこともたくさんあります。というか、そっちの方が多い気がする…。

それでもやっぱり振り返ると、私にとっては祖母は、少しお茶目で“可愛いおばあちゃん”だったと思います。
なんやかんや、そこがいちばん憧れポイントかもしれません。

あまりに時代の変化が早く、自分が高齢になる頃、世の中がどんな風になっているかは全く想像がつきません。

体が動かなくてもメタバースの世界でSAS●KEに出ているかもしれないし、20代の頃好きだった漫画の同人誌をwebイベントで頒布している可能性だってあります(こっちの方が可能性高い)。

世の中の在り方は分からないけど、とにかく自分もクリエイティブで、人当たりが良くいつもにこにこしていて、周りの人も笑顔にできるような可愛いおばあちゃんになりたいなと思いました。

まあ人間何があるか分かりませんので、高齢になるまで生きていられる保証もないんですけどね。

少なくとも明日が見えているうちは、そう思って楽しく過ごしていきたいです。

それでは、本日もお付き合いいただきありがとうございました!

¡Nos vemos!(またね!)

Con amor para la abuela.

POSTED COMMENT

  1. ややまる。 より:

    ののらんさん、はじめまして!
    こはるおとさんのリンク集からお邪魔しました!

    実はわたしの祖母も手作業が得意な方で、小学校で使う手提げも作ってくれたことを覚えています。
    しかも旅行に行くくらいアクティブでした。笑

    わたし自身も祖母から編み物の影響を受けているなと読みながら感じておりました。

    いくつになっても元気に活動したいなと思います。

    おばあさまのご冥福をお祈りします。

    • 野々蘭 より:

      >ややまる。さん

      はじめまして!
      こはるおとさんのサイトから来てくださったんですね…!
      コメントまでありがとうございますm(__)m

      ややまる。さんのおばあさまも、器用でアクティブな方だったんですね!
      私も子どものころ、手芸屋さんで好きな布を選んで、手提げやら巾着やら作ってもらった気がします。
      やっぱりそういう姿を見ていると、自然とものづくりに対してワクワクするような子に育つんでしょうか…(笑)

      正直記事として書くか迷ったのですが、そのように言っていただけると祖母も喜ぶと思います。
      お互い長く楽しく活動していきましょう!

      • ややまる。 より:

        返信ありがとうございます!
        とんでもないです!むしろわたし自身がおじいちゃん子おばあちゃん子だったのもあって、こういう話は好きです!

        書いていただきありがとうございます!🙌
        はい!お互い長く楽しく活動していきましょう!!

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