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【同人グッズ製作レビュー】『オンデマンド倶楽部』さんで透明な栞(しおり)を作ってみた

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野々蘭

こんにちは、野々蘭(@nonolog0901)です。

久々に同人グッズの製作レビュー記事です!

今回は『オンデマンド倶楽部』さんのクリアしおりを製作した話をご紹介します。

ご存知の方もいらっしゃるとおり、今年の4月開催の「てちょぶん祭り3」で、ノベルティとして製作したものです(記事にするまでに時間が経ってしまい、すみません…)。

【てちょぶん祭り3】頒布情報まとめ(新刊・ノベルティ…etc) 野々蘭 こんにちは、野々蘭(@nonolog0901)です。 前回の記事で、4月30日(日)開催の『てちょぶん祭り3』に参加す...

実際に出来たものがこちら。

名前のとおり、しおりサイズの透明なカードにイラスト等が印刷される仕様です。

自分で言うのもなんですが、とても可愛くて気に入っています(*’ω’*)

いつもどおり作ってみた感想や、私自身がつまづいたポイントもお話ししていきますので、良ければ最後までご覧ください!

こんな人におすすめ
  • オリジナリティのあるノベルティを作ってみたい
  • 「紙」以外の素材でグッズを作ってみたい
  • 読書が好き!お気に入りの栞(しおり)を使いたい

「オンデマンド倶楽部」さんとは?

オンデマンド倶楽部さんは、透明名刺・しおり・アクリルキーホルダー等のオリジナルグッズが製作できる印刷会社さんです。

サイトを見ていただければ分かるとおり、私が選んだ「クリアしおり」以外にも様々なグッズが注文できます。

中でも「クリア名刺」「クリアしおり」のように、クリア素材のカード類には力を入れているような印象です。

実を言うと、もともとはアクリルグッズが作れる会社さんを調べていたときに知った会社さんでした。

気になってメニューを見ているうちに、「そういえば私、しおりが作りたかったんだよなぁ。紙もいいけど、クリア素材って面白いし可愛いかも!」と思い出したのが、今回しおりを作るきっかけになったのです。

野々蘭

グッズ製作の会社さんて、サイトを見ているだけでも楽しい!アイディアがひらめくきっかけにもなるので、スランプ時やモチベが上がらないときに見てみるのもオススメです。

今回の注文内容

正式な商品の名称は『透明カード(しおり 40×125mm/0.188㎜厚)』。

ノベルティということで、同じシリーズの中でも一番薄いタイプのものを選びました。

厚みは0.188㎜~0.43㎜まで選べて、他にも「ホログラム」や「半透明」など様々な素材があります。

私が注文した商品の概要は以下のとおり。

サイズ40×125mm
ロット1デザイン50~2,999枚
納期最短3営業日で当店発送
印刷カラー印刷(白印刷*ありで+15円)
その他オプション箔押し、PP加工、角丸/カッティング加工、個包装(追加料金・納期のプラスなどがあります)
配布テンプレートの種類Aiデータ、PSDデータ

また、クリア素材にカラー印刷のみだと絵柄も透けてしまうため、追加料金で白印刷もお願いしています。

作業環境は相変わらず「CLIP STUDIO PAINT(EX)」を使用しているため、PSDデータのテンプレートを使用してデータを作成しました。

白印刷(白引き)とは

先述のとおり、クリア素材にカラー印刷のみだと透け感のある印刷になります。描いたイラストと同等のはっきりした印刷にしたい場合は、絵柄に白い印刷を重ねる必要があります。

裏から見るとこんな感じ。

素材の厚みについては、一般的なクリアファイルよりは硬めだけど、カードというよりはしなやかな感じ。

もう少し厚みがあればリッチな感じになりそうですが、一番薄い0.188㎜でも、心もとなさやペラペラした感じはありませんでした。

ちなみに0.250mm厚で、テレホンカード・QUOカードと同等の厚みになるそうです。

よかったところ・お気に入りポイント

CLIP STUDIO PAINTでも問題なくつくれた

印刷会社さんや作りたいグッズによっては、Aiデータなど入稿形式が限られている場合もあります。

普段はイラストや漫画メインで活動している人間なので、クリスタなどPSDデータが開けるイラストソフトでデータがつくれるのは大変ありがたい!

印刷に関する知識が浅く「?」となった部分もありましたが(後述します)、決して難しくはありませんでした。

小ロットからでもつくれる

これはどのレビューでも書いている気がしますが(笑)

小さなサークルさんにとって、100枚、500枚単位のグッズをつくるのはちょっと勇気が要りますよね。

私は今回ノベルティにしましたが、厚めのタイプや箔押し入りで商品にしたり、他のグッズとセットにするなど、色々な頒布方法が出来ると思います。
そんなときにも小ロット対応はありがたい!

もちろん大量につくった方が単価は安くなりますが、まず小ロットから挑戦できるというのは、個人的には嬉しいポイントです。

野々蘭

デザインについては、自分が「読んだ本のアウトプット習慣」を付けたくて、本の感想を聞いてくる助六を描きました(笑)

助六

なのに最近Kindleばっかり読んでるじゃん…

つまづいたところ

白印刷データの色、「K100%」…?

先述したとおり、私の使用ソフトは「CLIP STUDIO PAINT(EX)」です。

通常カラーモードは「RGB」で描いていますが、オンデマンド倶楽部さんでの印刷は「CMYK」印刷となります。

そのため、「RGB」データで入稿すると、実際の印刷の色合いが異なってしまう…というのは、以前ご紹介したメガプリントさんの名刺印刷レビューの際にもお話しました。

【レビュー】同人活動にオススメ!『メガプリント』さんで名刺印刷してみた 創作イベントなどに出展している方、あるいはこれから出てみたい!という方、「自分の名刺を作ってみたいな」と思ったことはありませんか? ...
助六

そもそもRGB?CMYKって?という方は、こちらの記事も参考にしてみてください。

…というのは承知のうえで、配布されている「RGB版」のテンプレートをダウンロードし、実際にイラストを描いていきます。

そして、白印刷部分の指定については、「黒1色(K100%)で塗りつぶしてください」の指示が。

ここでちょっと迷いが生じてしまいました…。

というのも、「黒一色」を指示どおりCMYKのカラースライダーで「Kのみを100%」に設定すると、なんか茶色く見えるんです。

画面の設定のせいで見え方がそうなってしまうだけでこれが正解なのか、それともRGBで入稿するなら、RGBのカラースライダーで黒一色(R・G・B全てを0)に設定して塗りつぶすべきか…?

わ、わからない…っ!

悩んだ末、目には目をRGBにはRGBを(?)と、RGBのカラースライダーで黒を設定し塗りつぶしました。

結果的には問題なくつくれたのですが、果たしてこれで本当に良かったのか…。

備忘録がてら結論の出ていない話を書いてしまい申し訳ないのですが、有識者の方、「根本的に勘違いしてるよ!」とか、「こういう考え方でいいんですよ」などありましたら是非ご教授ください。

おまけ:白印刷部分の指定は簡単!

白印刷部分を自分で指定する、と言ってもピンとこない方もいらっしゃるかもしれません。

が、クリスタなど、レイヤー内の描画範囲を選択できるソフトならけっこう簡単です。

※以下の詳細はクリスタでのやり方です。

印刷したい絵(透明じゃなくなる部分)が描けたら1枚のレイヤーに結合します。

そのレイヤーに描画されている部分(要するにシルエットみたいなもの)を、下記のように範囲選択します。

印刷した際の誤差でズレが生じることがあるので、白印刷部分は絵柄より少し小さめに塗りつぶします(詳細は白印刷の制作ガイドのページを参照)。

あとは、白印刷用のレイヤーを黒一色で塗りつぶせばOK!

普段から使いこなしている方にはなんてことのない内容かもしれませんが、参考になれば幸いです。

感想まとめ

以上、オンデマンド倶楽部さんで「クリアしおり」を作ったレビューでした!

自分が普段使いできるグッズを作ると、日常的に視界に入るのでテンションが上がります。

イベントでゲットしてくださった方も、日常的に使ってくれているかな?と想像すると、それもまた嬉しいですね(そうだといいな)!

ちなみにこれは自分への戒めでもあるのですが、同人活動は継続できることが何より大事だと思っています

同人誌やグッズの価格決め、何を無料とするか、どれくらい豪華にするかは難しいところですが、自分の活動規模や諸々のバランスを見て、無理だけはしないようにしましょう…(自分はこのへんのこと考えるの苦手マンなので、とりあえず作ってなんとなくで考えがち)。

とくにこれから同人活動をはじめたいという方は、まずはメインのものだけでも充分。「オマケがあって当たり前なの?」なんて思わなくても大丈夫!

もちろんあったら嬉しいけど、ファン側になって考えたらちゃんと利益を出してほしいんだ…!
サービス精神旺盛過ぎたのが理由で、推しが活動存続できない方が辛いじゃないですか。

という感じで、最後の最後にちょっと主旨がズレてしまいましたが…。

個人的にはこれからも、作ってみたい!と思ったものはどんどん作っていきたいし、その楽しさをシェアしていきたいと思っています(でも買っていただけるのは本当に嬉しいです、ありがとうございます寿命が延びます)。

自分のモチベが上がるなら、いきなりギラギラ豪華絢爛な名刺や配布物を作るのもありだと思いますしね。
私も小ロット対応や個人の活動にぴったりな印刷会社さんを見つけて、色んなグッズに挑戦していきたいです!

みなさんもご自身が一番楽しめる形で、創作ライフを謳歌してくださいね。

それでは、本日もお付き合いいただきありがとうございました。

また次の記事でお会いしましょう!

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