おたクラブさんでのグッズ製作レビュー第3弾!
こんにちは、管理人の野々蘭(@nonolog0901)です。
ここまで、『ビッグクリップ』と『手帳用ミニシール』のご紹介をしてきました。
第3弾は、2種類の『ダイカットシール』をまとめてご紹介します。
「用紙にどんな違いがあるの?」、「そもそもダイカットって何?」ということも含めて紹介していきますので、よければ最後までお付き合いくださいませ!
- 存在感のあるステッカーが作りたい
- 粘着の強いもの、貼ってはがせる素材など高品質な用紙が良い
- 彩度の高いイラストや発色にこだわりたい(RGB対応)
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そもそも「ダイカット」って何?
ダイカットとは、特殊な金型や抜き型を使用して、厚紙、金属板、プラスチック板などを任意の形状に切り抜く加工技術です。
賢者の印刷用語集より
この抜き型を「ダイ」と呼ぶそうです。
同人グッズやキャラクターグッズでも良く聞く言葉で、キャラクターの形に沿ってくり抜かれたステッカーや、長方形ではない特殊なポストカードなど、見たことがあると思います。
今回注文したのは、どちらもこのダイカットの商品。
ただし、用紙についてはいわゆる「一般的なシール用紙」と、「高耐候」と呼ばれるようなものの2種類に分かれます。
それぞれをもう少し詳しく見ていきましょう!
ダイカットシール(クラフト)
商品名 | ダイカットシール |
仕上がりサイズ | 60mm(40mm~120mmで選べます) |
用紙の種類 | クラフト(白印刷なし) |
最低ロット | 30枚~ |
納期 | 9営業日 |
現在は「高耐候~」と統合されていますが、もともとは、上質紙やキャストコートなどのオーソドックスなシール用紙、クラフト紙、蛍光色の用紙などが選べる商品でした。
いわゆる高耐候のものと比較すると強度は低くなると思いますが、ノートや手帳、箱などに貼ったり、紙ものと組み合わせるには、相性が良いんじゃないかなと思っています。
比較的リーズナブルなのも、挑戦しやすいところですね!
ちなみに今回は、ノートの裏表紙などに馴染みそうなイメージで、クラフトにモノクロ印刷でお願いしました。
また、カットラインについては指定せず、「テンプレートの枠線に合わせた四角の仕上がりを希望」を選択。
オプションで「かどまる」加工はないので、自分でかどまる加工をしました。
気になってはいたものの、ずっと買う決断ができずにいた「かどまるPRO-NEO」をここぞとばかりに購入(笑)
使ってみると楽しくて、今後の創作や手帳タイムにどう使おうか、色々と妄想していしまいます。
この「かどまるPRO-NEO」一つあれば、S(3mm)・M(5mm)・L(8mm)の3種類のコーナーカットができる!
今回のシールはSサイズがぴったりでした!
「かどまるPRO」との違いは、対応できる厚さが0.4mmにアップしたことと、カットする際のにぎる力が50%も軽減されたことなんだって。
厚口ラミネートフィルムもカットできるらしいし、色々使えそうだね。
文房具好きさんは既にお持ちの方も多いと思うので、おすすめの使い方があれば是非教えてください!
ダイカットシール(※高耐候)
商品名 | 高耐候ダイカットステッカー (※ダイカットシールのページに飛びます) |
仕上がりサイズ | 60mm(40mm~120mmで選べます) |
用紙の種類と表面加工 | 中粘着+クリアPP |
最低ロット | 30枚~ |
納期 | 9営業日 |
度々お伝えしているとおり、もともとは『高耐候ダイカットステッカー』として、特殊な用紙は別の商品という扱いになっていました。
現在では、ダイカットシールの用紙選択の際に、そういった特殊な用紙を選択できるようになっています。
具体的に、「高耐候」とか特殊な用紙って、どんなものがあるの?
耐水素材で粘着の強い「中粘着」や「高粘着」は、スマホケースやキャリーカートに貼ったり、屋外でも一定期間使えるんだって!
へぇ~。でも、あとで剥がすかもしれない所に貼るのは怖いなぁ。
そういう場合は、「自己吸着用紙」っていうのを選ぶと、かんたんに剥がせて糊残りしないみたい。
用途に合わせていろいろ選べるのが嬉しいね!
…と、こんな感じで、丈夫で様々な場所に貼れる用紙や、かんたんに剥がせる用紙などが選べます。
強度で選ぶ以外にも、ホログラム系の用紙など、全体的にちょっとリッチなステッカーを作ることもできます。
ちなみに今回は、無難に中粘着+クリアPP加工でお願いしてみました。
光沢があり、厚みもしっかりしていて「これぞステッカー!」といった感じ(笑)
イメージでいうと、ロフトやハンズなどでよく見る「B-SIDE LABEL」さんのステッカーに近い雰囲気です(今回作ったものの方がちょっと薄いかな)。
カットラインは「おまかせ」も出来ますが、こちらは自分で指定しました。
(自分でカットラインを指定して不備があった場合に、「おたクラブさんで修正してもらう」、「連絡をもらう(要納期追加)」と選べるのもありがたいですね。)
おすすめポイント
RGB印刷に強く、高精細高彩度!
おたクラブさんはRGB印刷、高品質な印刷ができる機材の導入に力を入れている会社さんです。
過去に同人誌やフリーカットのシールなども注文していますが、とても発色がよくてお気に入りです。
今回のステッカーはあまりカラフルじゃないけど…
同人イベントに初めて出る方にもおすすめ!
個人的な意見ですが、シール・ステッカー系のグッズは、『初めてイラストグッズを作る』、『同人イベントに出てみたいけど、何を作ったらいいか迷っている』という方にもおすすめです。
単純にイラスト一枚で出来るので、作る側としてもハードルが低め。
そして、イラストに惹かれてちょっと立ち寄ったお客さんなどにも、手が出しやすいアイテムだと思います。
また、こだわりがある方は台紙やパッケージなどを手作りしてみるのも、一気に可愛くなるのでおすすめです!
つまずきポイント&留意点
カットラインについての選択
正直、そんなにつまずくことはありませんでした。
強いて言えば、「カットラインの指定」や「背景の有無」などの選択肢がいろいろあるので、「自分が作りたいものは、どれとどれを選べばいいんだ!?」とちょっと混乱してしまいました(笑)
カットラインについての選択肢(と、作れるシールの形状)は、まとめると次のようになると思います。
- カットラインを指定せず、四角のまま印刷する
- カットラインはおまかせして、キャラクターの形に沿ってカットしてもらう
- 自分でカットラインを指定(形状にこだわりがある場合など)
①はテンプレートに載った絵がそのまま四角のステッカー(シール)になる感じですね。
キャラクターの周りに文字を描いたり、背景に絵柄があっても、印刷範囲内なら問題ないと思います。
②は、「カットラインを指定しない」、「キャラクターのアウトラインに沿った型抜きを希望」、「背景デザインなし」を選択すれば良いかと思います。
もし、キャラクターの周りに色フチがあるようなデザインにしたい場合は、「背景デザインあり」を選択し、フチとなる背景色は別レイヤーに分けて入稿します。
③は、「カットラインを指定する」と、指定したカットラインに不備があったときの対応を選択します。
この場合は②とは異なり、背景データはイラストのデータと統合します。
また、それらとは別にカットラインのレイヤーも用意します。
このへんについては、「ダイカットシール」も「高耐候ダイカットステッカー」も変わらないようです。
それぞれ選択によってデータの作り方が異なるので、必ずデータの作り方のページを確認してください。
今回は割愛しましたが、素材によっては白版レイヤーも関係してくるので、そちらもご確認ください。
まとめ
以上、『おたクラブ』さんで作った「ダイカットシール」のご紹介でした!
リーズナブルで紙ものと相性のいいオーソドックスな用紙と、高品質であらゆる場面で使えるちょっと特殊な用紙のステッカー、皆さんも作ってみたくなりませんか?
イラストだけでなく、文字やロゴで好きなものを主張してみたり、色々な用途が考えられますので、興味がある方は是非挑戦してみてください!
ちなみに、今回作ったステッカーたちについても、年末の通販で頒布します。
実物を触ってみたい方は、そちらもチェックしてみてください(笑)
それでは、本日もお付き合いいただきありがとうございました。
また次の記事でお会いできるのを楽しみにしております!