本の話がしたいーっ!!!

突然すみません、野々蘭(ののらん)です。

以前(ブログのリニューアル前)は、毎月読んだ本から印象に残った本を紹介するという記事を書いてた。

読書のカテゴリー一覧はコチラから。
※このへんの記事は残してあります!

今年の頭くらいからしばらく止まっていたのだが、その間もちょこちょこ本は読んでいた。
なので、本当は紹介したくてずっとウズウズしていたのである。

というわけで、「最近」と言いつつあんまり最近でもない読了本から、今回は二冊を紹介したいと思う。

ちなみに今後は丁寧に情報をまとめるというよりも、より個人的な感想とか書きたいことを書き散らかすようにしていく予定なので、その辺はご了承ください(笑)

助六

以前が丁寧にまとまっていていたのかは怪しいが…。

野々蘭

今までは勝手に気合を入れすぎて、けっこうエネルギーが必要だったんです(だから更新が滞ってしまった…)。

2034 未来予測――AIのいる明日/中島聡

AIについて気になった本があると、わりとよく手にとってしまう。

と言っても、AIをどう活用するかとか、生成AIのテクニックみたいな話よりは、今後AIが進化していったらどんな世界になるのか?みたいな部分に興味があるのだ。

著者の中島さんは、米マイクロソフト本社で、Windows95の開発にも携わったというエンジニアだ。
今では私たちが当たり前に使っている、「右クリック」や「ドラッグ&ドロップ」といった操作の概念を広めたのも、著者のいたチームらしい。

本書はそんな中島さんが書いた、AIが進化した10年後の未来予測をテーマにした本である(これを書いている今からすれば、2034年までもう10年を切っているが)。
章ごとに、短編小説一本とその解説パートという流れになっていて、非常に読みやすかった。

小説は、AIが進化し、私たちの生活や仕事に深く入り込んできた近未来の物語だ。

AIが組み込まれた眼鏡が優秀な秘書となり、仕事が上手くいきはじめる話。
フィジカルAI(人型ロボット)が家事をしてくれるようになった、とある家庭の話…など。

AIによる新たなアイテムやサービスが普及し、それに助けられたり翻弄されたりする一般人の物語がメインである。

超絶素人からすると、どれもやっぱり「これが当たり前になるなんて、まだちょっと信じられないな」と感じてしまう。

亡くなった人を”学習させた”AIと暮らす話は心理的にも抵抗があったし、毎月ベーシック・インカムが30万円振り込まれる話とかも、自分が生きているうちに本当にそんな上手くいくのか?と思ってしまったり(いつでも待ってますよ)。

もちろん解説を読むことで「全てが夢物語ではないのかも?」と感じたりはするが、どこまで信じるかはあなた次第…みたいなところはある(都市伝説と一緒にしたら怒られそうだけど、実際のところどうなるかなんて、色んな偉い人が色んな違うことを言ったりしているので、あくまでこの本も参考の一つくらいに捉えておこうと思っている)。

ちなみに個人的に印象的だったことというか、感想として強く残ったことがある。

それは、「大体こういう便利アイテムを手に入れて人生が好転したりする話って、最後にツケが回ってきてひどい目に遭うんだよね」というセオリーが、自分の中に強く染み付いていたということだ(笑)

某せぇるすまんとか、猫型ロボットのお助けアイテムとか、大体最後には欲にかられて「やめときゃよかった!」というオチになったりする。

だからそうなることを身構えて読んでしまうのだが、意外なほどに「AIなんかに頼らなきゃよかった!」みたいな話にはならずに終わる。
ちょっとしたモヤっと感や複雑な感情を経て終わる話はあっても、基本的にはAIとの共存を受け入れ、自分が得ているサービスの恩恵自体には納得しているパターンが多い。
なんならより「手放せなくなった」人もいる。

あくまで本書の小説は、AIの普及した世界を予測してみようというのがメインだ。
だからどんでん返しの読み応えとか、登場人物の魅力とか、そういうのを表現したい作品ではないとは分かっているんだけどね(笑)

自分の中でこんなにもそういうセオリーが染み付いていたのか!と気付いたところが、謎に面白かった(そんな感想で良いのか)。


ただ、見方を変えれば、現実世界でこういった変化が起きていった場合、むしろ今回の小説みたいな空気感の方がリアルなのかもしれない。

今現在の倫理観や価値観で「これは人間がやるべき」「そんなものをAIに頼るな!」と思っていても、実際普及したら(色々な弊害を挙げる人いるだろうが)、なんやかんやヌルっとそれが当たり前に受け入れられていくのかもしれない。
特にどんでん返しが起きることもなく。

あらゆる問題から解放され、自由に生きられる楽園になるのか。
それともやっぱり、人間としての違和感は残るのか。

過度に礼賛せず、かと言って毛嫌いして可能性を捨てることもせず、自分なりの距離感を持ちながら、今後の世界を見守りたいと思った。

野々蘭

どちらかというとワクワクが上回っているし、本当にやりたくないことはどんどん代わりにやって欲しい(笑)
でも、思考停止で流されないようにしたい、とは思っています。

書きたいことがない人のための日記入門/pha

先ほどは近未来的でどこかクールな(?)世界観の話だったけど、こちらは打って変わって、「わぁ~!人間の温かみ~!」と叫びたくなる感じの本だ。
これはこれでめちゃめちゃ好き~!

いろいろ言いたいことはあるのだが、まず本そのものの物理的な良さである。
私はKindleヘビーユーザーと言っても良いくらい電子書籍も読むタイプだが、ときどき「これだけは紙の本で持つ(触る)べきだ!」という本に出会ったりする。
まさにこれがそう!

本書は新書に分類される本であり、形としてもいわゆる新書のコンパクトなサイズだ。
そして、そのなかでもかなり薄い方だと思う。私の家にあるどの新書よりも軽量に思える。
おまけにカバーの手触りもマットで、テカテカしていない。
淡いクリーム色の表紙にネイビーの文字も、シンプルながら温かみがある。

そのへんの独特さと「日記」という人間味あふれるテーマがガチコン!とマッチして、なんかめちゃくちゃ本そのものが可愛い!と感じてしまったのだ。
手に持ってるだけで、つい「うふふ…」となる。

…なんか、内容関係ないところで興奮してごめんなさい。
でも、機会があればぜひ実物を見て、「あ、あいつの言ってたのはそういうことか」って思ってもらえたら嬉しいです。


さて、改めてタイトルは、『書きたいことがない人のための日記入門』。

日記を書くのに入門も何もあるのか?と思いそうだが、意外と「何か書きたいが、何を書いたらいいか分からない」という人は多いらしい。
そんな人に向けて、日記の良さや、書き方のコツなどをまとめた本となっている。

以前、いしかわゆきさんの『書く習慣』という本を紹介したが、本書はそちらと同様、とにかく読むだけで何かを書きたくなる(あるいは書くことが楽しくなる)本だと思った。

【読書】1月に読んだ本。自分の書きたいことを考えるのは、自分自身を知ることにつながる。 こんにちは、管理人の野々蘭(ののらん)です。 新しい年に入り、ここからまた色んな本を読んでいくぞ~!というテンションの1月が終わ...
助六

リニューアル前の記事で、文体とかちょっと違うけど気にしないでね。

phaさんの落ち着いていて、それでいて柔らかい文章も読み心地がいい。

読んだのは5月頃だった気がするが、一気にスラスラ読めたのは覚えている。
書くことはもちろん、がっつり本を読むのも慣れていないという人にもオススメだ。

最後に、好きなところをいくつか引用して終わりたいと思う。

日記屋月日という日記専門書店を作った内沼晋太郎さんがこんなことを言っていた。
あらゆる文章をAIが完璧に書くようになったこの時代に、人間が書くべきなのは日記だ、と。
<中略>
AIは人間の日記のような文章を生成することはできるだろうけど、それは実際の生活を反映したものではない、嘘の日記だ。AIは面白い小説を書けるかもしれないけれど、面白い日記を書くことはできないのだ。

p.52

さっきの本の話と関わるところもあったので。

私自身は小説だって人間が書いたものが読みたいけれど、まあそれはさて置き(笑)
フィクションは誰が作ってもフィクションだけど、「日記」は書いている“本人”が人として存在しない限り、それは日記とは呼べない…ということだろう。

ただ、この後のページに出てくるのだが、「AIに日記を読ませて感想をもらう(継続のモチベ維持や、自己分析のための活用など)」、「AIに質問してもらいながら書く」みたいな、補助として付き合ってもらうことはできる。

そういう意味では、「日記=孤独に書くもの」というイメージでもなくなってきてるし、かと言ってネットに公開まではしたくないという人にも、面白い選択肢が増えたなぁと思う。

家の本棚に、日記本ばかりを集めた一区画がある。
その部分を見るたびに、いろんな人の人生が集まっているな、人間コレクションだ、と思う。
どこかで採集してきたいろんな人の人生のひと欠片を集めて、ミニミニ宇宙を作っているような気分だ。

p.56

これは単純に表現が好き(笑)
「人間コレクション(闇のオタクは一瞬おどろおどろしい想像をしてしまったが)」とか、「人の人生のひと欠片(かけら)」とか、確かに~!とワクワクした。

自分が日記を書くことだけではなく、人の日記を読む面白さも語っているのが本書の特徴だと思う。
著者の視点で紹介されている人の日記はどれも読んでみたくなってしまった。
日記(というコンテンツを楽しむ)入門だと思って読んでみてもいいかもしれない。

読んでから少し時間が経ってしまったのだが、パラパラとめくっていたらまた読み返したくなってきた!


ということで、ちょっと毛色の異なる二冊を紹介した。

内容の細かい紹介とか、大量の情報や全体を上手くまとめようとか考えず、本当に面白かった部分や思ったことだけを書いてみたが…けっこう楽しかったな(笑)

読んでくれた方からしたら、以前と何がちがうの?って感じかもしれないけど。
個人的には、少し肩の荷が下りた記事を書けた気がする。

まだまだ紹介しきれていない本があるので、今後も不定期で紹介していきたいと思う。

野々蘭

今後は「1ヶ月のまとめ」ではなく、書きたいときに書きます!

野々蘭

鮮度が高いうちに、一冊だけ紹介することもあるかも?

それでは、本日もお付き合いいただきありがとうございました!

¡Nos vemos!(またね!)