オリジナルのアクリルグッズを作ってみたいけど、「アクリルスタンド」も「アクリルキーホルダー」も両方作りたい…！
なんならうちの子（※創作キャラの意）全員並べたい！
そんな欲望に満ち溢れたりしちゃう創作クラスタのみなさん、こんにちは。
以前、１個からグッズ製作ができる『グッズ製作委員会MYDOO』さんで、アクリルキーホルダーを作った話をご紹介しました。
そこでアクリルグッズ製作に味をしめた（？）野々蘭は、「自分用にうちの子や、友達へのプレゼントとして、アクリルグッズを一気に作るぞ！」と決意。
そんなわけで今回は、オンデマンド俱楽部さんの『【アクリルA4サイズ内フリーカット】詰め放題』を試してみました！
いつもどおり、おすすめポイントや私がやらかしたミスなども赤裸々にお伝えしますので（笑）、良ければ参考にしてみてください。
- アクスタもアクキーも両方作りたい
- 複数の絵柄を一度に作りたい
- できるだけ単価を安くしたい
「オンデマンド俱楽部」さんとは？
オンデマンド倶楽部さんは、透明名刺・しおり・アクリルキーホルダー等のオリジナルグッズが製作できる印刷会社さんです。
覚えている方もいらっしゃるかもしれませんが、以前ご紹介したノベルティの栞（しおり）も、こちらで印刷していただきました。
記事の方でちょろっと触れていますが、実はこの「A4サイズ詰め放題」でアクリルグッズを作れる会社さんを探していたときに、オンデマンド俱楽部さんを見つけました。
メニューを見ていて色々なアイディアが湧いたり、結果違うものを作りたくなったり、同人作家あるあるなのかもしれませんね（笑）
注文内容と完成品を見てみる
さて、今回注文した内容は以下のとおりです。
| 商品名 | 【アクリルA4サイズ内フリーカット】詰め放題 |
| サイズ・印刷仕様 | A4サイズ・片面印刷（オプションで両面印刷、グロス加工も可能） |
| アクリルの種類 | 3ミリ厚 クリア（他にクラッシュ・チェック・虹ラメがあります） |
| 納期 | 最短10日で発送（土日除く） |
そして、届いた状態がこちらです！
光の関係で、ちょっと見づらくてすみません…。
A4サイズのアクリルボードに、くり抜かれたイラストが収まった状態で届きます。
これはテンションが上がる！
完成品を見てみる
実際にボールチェーン（別売り）を付けたり、アクスタを組み立ててみました。
実物大を意識して描いていたものの、出来上がってみると思ったより存在感があると感じます。
自画自賛ですが可愛く出来て満足！
強いていうなら、CMYK印刷であるため、彩度の高いパステルカラーはちょっとくすんだ感じになりました。まぁそこは仕様上仕方がないんですけどね。
ちなみに、オンデマンド俱楽部さんのテンプレートをダウンロードすれば分かるのですが、アクスタの台座の「穴」が独自規格なんです。
よく見るのは、長方形の穴に長方形の足を差し込むタイプだと思いますが、こちらは穴が完全な「丸」です。
最初は驚きましたが、これによって、台座に対して自由な方向で本体を差し込めるという意図があるそうです。なるほど！
差し込むときにすごくメキメキ…いや、キュッキュと音がして不安でしたが、問題なく押し込めました（笑）
おすすめポイント
「アクスタ」も「アクキー」も一緒に作れる
同じデータ内で、アクスタとアクキーが混在していても大丈夫！
カットラインに差し込む足を付けて台座を作ればアクスタになるし、ボールチェーンを通す穴を付ければアクキーになります（当たり前ですが）。
一つのイラストで両方作ってみるのもアリですよね！
場合によっては両方付けたり、どちらも付けず、オリジナルの用途を考えてみるのもいいかも…？
複数の絵柄を一度に作れる
今回は６人のキャラクター+友人にプレゼントするキャラ２人、その他空いたスペースに諸々…といった感じで複数の絵柄をグッズ化しました。
以前紹介したMYDOOさんのように、１個から製作できる所で複数の絵を入稿することもできますが、一つのデータで入稿できちゃうのも分かりやすくて良いかもしれません。
余談ですが、私の場合はスペースを埋めている間に新しいアイディアが思い付いたりして、描き下ろしが増えました（笑）
↑こんな感じで、メインとしてのアクキー以外にも、他のキーホルダーにプラスできる飾りを作ってみるのもおすすめですよ！
並べる絵の数によっては１個の単価が安くなる
詰め放題の特徴としては、１枚の価格が定額というところも大きいです。
ゴージャスに大き目のグッズを作るも良し、商品として、小さめのグッズを量産するのも良しです。
後者の場合（特にアクキーで台座を印刷するスペースが不要な場合）は、レイアウトによってはたくさん印刷することが可能になるので、結果的に単価がリーズナブルになることも。
（その分ボールチェーンや包装用の袋を別で用意する必要はあります）。
自分用で包装が要らない場合なども、リーズナブルになるのは嬉しいですね。
つまずきポイント＆留意点
私だけであれ！上下反転ミスに注意
さて、ここからは私のやらかしたミスについてのお話。
実は入稿後（制作開始後）に致命的なミスに気付き、仕方なく再度注文するという事態になりました（なので、実は２枚分作っています…笑）
結論から言うと、並べる際に上下反転させた絵が、そのまま左右反転になっていました。
こういった詰め放題商品では、スペースを有効に使うために、絵を逆さにしたり、横に倒したりして上手いこと並べていきます（スーパーの詰め放題と一緒ですね）。
で、その際に上下反転させたものが、左右も反転になっていたんです…。
つまり髪の分け目やピアス位置なんかも反転しているということで、キャラデザ自体が変わってしまった状態です。
「いや、それは気付けよ！」って感じですよね。
一度データ自体を上下反転して確認するべきだったのですが、意外にもそのまま見ているときには、何の違和感も感じませんでした…。
そんなミスする？とお思いの方もいるかもしれませんが、万が一にも同じミスをされる方が現れないよう、ここに書き残しておきます。
完成してテンションが上がると、一日でも早く納品して欲しくて勢いで入稿→後からミスが発覚という流れが本当に多いです…。
完成直後は集中力も切れてるので、数時間でも良いから間をあけてデータを確認しようと本気で反省しました。
そのためにも、〆切まで余裕をもって作業しないとね（今回は〆切も何もなかったけど）。
カットライン、白版は自分で作成
グッズ製作レビューの度に出てくる、カットラインや白版のお話。
アクスタもアクキーも一緒に作れるということは、それぞれのカットラインや白版も、それらに合わせて自分で作成することになります。
アクスタの差し込み部分など、「ここに付けたらバランス悪いかな？」とか、ちょっとドキドキしながら作りました（どれも特に問題なく立ちました）。
とはいえ、カットラインはフリーハンドでも良いとのことなので、CLIP STUDIO PAINTなどイラストソフトで描いても問題ありません（※テンプレートのPSDデータを開けるソフトである必要はあります）。
私の場合、イラストの描画範囲を選択→選択範囲を拡大し別レイヤーに黒で塗りつぶす→もう一度描画範囲を選択し、今度は先ほどより少し小さめに拡大する→黒で塗りつぶしたレイヤーで「選択範囲を削除（中をくり抜くイメージ）」することで、カットラインを作りました。
ちなみに、あえて白版レイヤーを作成せず、透け感のある台座などを作るのも可愛いです。
印刷の色の濃さがどうなるか想像しづらいのですが（白い場所に置かないとちょっと分かりづらい感じになった）、是非やってみてください♪
個包装でない＝販売する場合は自分で包装する必要アリ
当たり前ですが、販売する際の包装やボールチェーン付けなどは、自分でやることになります。
私は今回、大半が自分用だったのですが、販売用にする場合は手袋などをして、指紋がつかないようにした方が良いかもしれないと思いました。
あと、アクリルの枠にそれぞれがしっかりハマり込んでいるのかと勘違いしていましたが、収まっているだけで簡単に外れます。
最初に届いたとき、勢いに任せて開けたところ、危うく中身をばらまきかけました（笑）
もちろんしっかり梱包されていて、配送中に外れることはありませんが、開封時にはご注意を！
まとめ
以上、『オンデマンド俱楽部』さんで作ったアクリル詰め放題のご紹介でした！
何回かアクリルグッズを作っていますが、A4サイズ内にズラっと並んだ姿は圧巻で、とてもテンションが上がりました。
空いたスペースに気に入っている過去絵を入れてみたり、アイドルや商業ジャンルでよく見る全身アクスタを作ってみたり、思い付きでグッズを増やしてみたのも楽しかったです♪
アイディア次第で様々な可能性が広がるグッズの作り方だと思うので、何種類か作ってみたい！という方は是非試してみてくださいね。
それでは、本日もお付き合いいただきありがとうございました。
また次の記事でお会いできるのを楽しみにしております！
にほんブログ村
